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タイタニア#12エーメンタール潜入

エーメンタールの軌道上にファンの艦隊を布陣してベルティエを足止めしている一方で、さらっと封鎖されているはずのエーメンタールに潜入しちゃいましたー。封鎖されているはずなのにどうやって入ったんだ。出るのは無理だが入るのは可能なのか?この辺適当にスルーされていたからすごい不思議だ。そもそも封鎖しているとか言ってもエーメンタールの周りすべてを艦艇で取り囲んでいたわけじゃないから、こっそり侵入するのは不可能じゃないとかなんだろうか。そんなこんなでエーメンタールに再び舞い戻って来たのだけれど、先週ドクターリーが通信していた相手はエーメンタールに数ある反タイタニア組織の中でもでっかい規模の元エーメンタール軍のソニア少佐のところだったらしい。身元確認アイテムがウサギのぬいぐるみとかウィットに富みすぎだな。ファンの持ってたみたいな小さい奴ならまだしも、一見してわからないと意味がないから仕方がないが、大の男が脈絡なくウサギのぬいぐるみ持ってるとか不審じゃないのか。ともあれ、アルセス邸に襲撃をかけられるだけの武装はあるから、突入ですよ。

天の城に戻ったザーリッシュがアルセスのことで藩王にちくっと釘を刺されていたけど、それで却ってアルセスめ!となる兄弟間。藩王ってのも一族内にまで目を配らんといかんとか大変だな。母親を悲しませるなと言われたのでザーリッシュがテリーザのところにやって来たのだけれど、あんなでっぷりした母様を簡単に抱きあげて軽くなったものだとか、説得力ないにも程がある。テリーザが持っていたらしい昔の写真ではほっそりしていただけになおさら。つーか起こしても起きなかったのにこれはもしや死亡!とちょっとだけ思った。
そんなザーリッシュ一家とは裏腹にジュスラン一家(仮)は今回もほのぼのしておりました。バルアミーもすっかり丸くなったもんだ。


エーメンタールでアルセス邸突入作戦が発動して、ソニアたちが陽動している間にファンたち4人が侵入していたけども、今回もまたアルセスの近侍の子が手伝ってくれた。ファンが前にアルセスに掴まった時に助けてくれた子にそっくりで、どうやってか助かったのか?と思いきや兄弟だったらしい。猜疑心の強そうなアルセスだから、裏切り者の血縁者なんてお魚のエサにしそうなもんだが。つーかアルセス邸の防御は硬いと言われていたが、襲撃されて窓とか扉とかがジャキーン!とシャッターで守られたのには笑った。
リラのいるところは3階のゲストルームだと言われてファンが一生懸命向かっても、リラは裏切り者のデボーアを椅子でぶん殴って一人で脱出しておりました。それでもなんとか合流で気はしたのだが、アルセスが銃を向けてやってきたので大人しく投降。ファンとリラだって銃を持っていたんだから逆に突きつけてやればいいのに、なんであっさり武器を捨てちゃうんだ。アルセスはそのまま二人を庭に出してお魚プールの脇に移動。そろそろフラグですね!
ここまで追い詰めたんだからファンを伴って天の城に行くのにリラの生死は関係ないとか言い出して、自分の存在でファンを天の城に行かせちゃうことになるリラがアルセスに飛びかかってプールにダイブキター。獰猛なお魚だからプールの水が赤く染まるくらいにはなるだろうと思ったのに、そんな演出もなかった。ファンが飛び込んでリラを助け出せはしたものの、そうした時にはリラはすでに死んでおりました。顔とか上半身とかは無事っぽいのに、もう意識がないとか、即死なのか?まったく血の演出がないと説得力がないにもひどいもんだ。グロくしろとは言わないが、演出規制もいただけない。アルセスの方もどうにかプールから逃げ出せはしたものの、こっちは顔の半分に傷を負った模様。噛まれたにしろヒレかなんかで殴られたにしろ、普通に気づかんかね。
亡くなったリラを葬ったファンの心には初めてタイタニアに対する怒りが芽生えたのです的モノローグで終。アルセスがついにやっときちんとファン・ヒューリックと名前を間違えなかった記念すべき回でございました。

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タイタニア#11ヒューリックの決意

前回アルセスに掴まったリラがアルセス邸に連れて来られておりました。
相変わらずファン・ヒューレンとか言って名前を頑なにわざと間違っているようなアルセスに、リラが嘲笑しつつ訂正してくれたのは屈指の名シーンだ。わざとならまだしも素で間違っているとか恥ずかしすぎる。ピラニアに餌のでっかいイモムシをあげていたけど、やっぱりピラニアにおいしいです^^されちゃうのはやるんだろうか。


これまた前回、どっかの惑星でケルベロス会戦の時の部下と再会できたヒューリックが朝飯を食っておりました。バターロールみたいなパンの断面があんまりにも手抜き作画すぎて吹いた。でもってちょっとリラに似ていたウェイトレスさんがオムレツを作ってくれたのだが、まさか野菜オムレツか!と思ったのにふつーのオムレツでがっかりだ。ファンたちが泊ってるホテルがタイタニア資本で買収されてでっかいビルに建て直されるんだとか。露骨なくらいにこてこての商人だな。記号化もここまでいくと潔すぎる。
ミランダとドクターがファンについて話して、ファンがマジギレするようなことがあれば、ってことでリラの公開処刑のお知らせキタコレ。リラの公開処刑は前回イドリスの幕僚になったベルティエがイドリスの意を受けてアルセスに吹き込んだもの。ザーリッシュに何やってんだと苦情いれられてもイドリスはどこ吹く風ですな。リディア姫が今回こそは幼いながらも賢いこと言っていて安心できた。女を人質にするなんて、と言うフランシアに自分も人質だとか言っていたけど、リディア姫は自分から志願してきたうえにこれだけ厚遇されてるだろww何言ってんだwwとやっぱり突っ込みどころもあったがなー。


リラを救うために、ばればれに罠だとわかっていてもエーメンタールに乗り込むことになりましたー。そのためにはまず正直じいさん号の整備代金が必要なので、カジノでホテルを買収しようとしてたタイタニア商人をイカサマにはめて金をふんだくって解決!マフディーがぴっかぴかに輝いていた。あとは兵隊と艦艇がいるらしいが、それは現地調達するらしい。きっとあれだな、特殊なメッキでダミーがどうこうっていうあれを使うに違いない。
アルセスから指揮権をゲットしたベルティエが全航路を封鎖してやる気満々だったが、どう見てもカマセにしか見えない。ファンの作戦が成功しても、それはファンがすげーというよりタイタニアが無能だからと思っちゃうくらいのカマセ臭がぷんぷんするぜ!

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タイタニア#10エウリヤ崩壊

ファンが逃げ出した後のエウリヤは、市長がタイタニアとの密約をどこからともなくリークされて議会でフルボッコにされておりました。本当のことなのにしどろもどろになって弁明して、議場から戻った途端に政治のことがわかっておらん!とか言ってキレるとか小物すぎるな。
市長の部屋にはエウリヤ軍の大将と参謀長がそろい踏み。密約の件は案外タイタニア側からリークされたのかも、というかそれがズバリ正解なんだろう。参謀長のベルティエとやらがイドリス卿とすでに独断で密約を交わしたとか言いだしてノーパソみたいなのを取り出して渡して、二人で見てね!といって一人で退去。でもって、市長と大将がイドリス卿との密約のことを見ようとしたところで爆発キタコレ。なんかすごいイドリスっぽい謀略でしたねー。
市長が死んでエウリヤ大混乱になったところを、イドリス卿はケルベロス会戦でタイタニアに勝ってしまった国を消し去ろうと提案して藩王もそれを了承。イドリスが天の城にいないで五家族会議に通信で参加しているのは、近衛軍司令の任務でヴァルダナにいるからか。イドリスは近衛の仕事があるからザーリッシュにやらせようぜ!とアリアバートが言ってみたものの、ザーリッシュはタイタニアのもう一つの汚点のファンを捕まえようと躍起になっていたんだとか。


ザーリッシュは前回だったかに投降したドールマンを一応幕僚みたいなもんにはしたのか。てっきり海賊は死ね!でさっくり処刑しちゃうかと思ってた。でも厚遇なんてもちろんしないで、差出口したらうるさい黙れ扱い。ですよねー。正直じいさん号にまだドクターリーが乗っていたのには驚いた。てっきりドクターリーは自分の船で別行動してるもんだと思ってた。タイタニアの追手もしつこかったものの、小惑星帯に逃げ込んで周りの小惑星に特殊なメッキを吹きかけることでダミー戦法成功。つーかこれをやられて、何事だ!?になるタイタニアはどんだけ無能なんだ。それでみすみすファンを取り逃して、空気読まないで通信入れたアルセスのことといい、ザーリッシュもまたマジギレですよな。ザーリッシュもいらついていたからアルセスに無能とか何もできないとか言っちゃって悲劇フラグもまた一個立つってもんだ。


エウリヤ内乱を強硬策で収めたイドリスのところに、元エウリヤ軍参謀長のベルティエがそのエウリヤの一件の功績で大佐待遇で幕僚になっておりました。イドリスの狙いはもちろんファンで、ベルティエは陰険な分析力を駆使してファンの逃走ルートを調べ直してリラを見つけ出すとか流石だな。というか、エーメンタールでのことなのにこのままだとイドリスのお手柄になっちゃいそうだからアルセスが絶対なんかやるよな。何もやらんでどうぞどうぞはないわー。
リラがピンチな一方で、ファンはリラのことを思って財布を見てはため息ついたりリラにちょっと似た子を見てはハッとしたりでかなり参っておりました。そんなところにケルベロス会戦以来の出番の元部下二名、パジェスとワレンコフと偶然出会ったんだけど、街中で提督!なんていきなり声をかけられたらそりゃビビるってもの。つーか財布をすられるのかと思った。
ファンがへこんでいるのに、ミランダが気を利かせてお小遣い多めに持たせてくれて飲み歩いていたら、リラのそっくりさんのいるバーについてしまいましたとさ。


今回のリディア姫は天真爛漫と無礼を紙一重っぷりだった。アリアバートが花を愛でる趣味はないと言ったのに、戦争よりよっぽどマシだから今日からそういう趣味を持った方がいいと言い放つとは大物だ。ぎょっとしたバルはとっても正常。つーか展望台は公爵しか入れないって、どんだけザル警備なんだ。ジュスラン卿はすっかりお父さんだな。原作でのきわどいセリフがなくなっていてとても残念だ。藩王殿下にそういう愛の形も(以下略)とか言われるのとかな。

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タイタニア#9小さな風

天の城へリディア姫がやってきましたの巻。
いきなり藩王殿下に直接会おう!ってことで、取り次いでくれようとしたアリアバートなんぞには目もくれないどころか会わないで、とっとと単独行動をやらかしてしまった。
フランシアにぶつかったのは自分の前方不確認もあるだろうに、気をつけろ!とまず言うとは気位の高いお人だ。しかも相手の都合も考えんで案内とは。フランシアもええ?って感じだったものの、リディア姫がエルヴィング王国のお姫様だと会話の節々から見て取っていたのはさすが。天の城ってどういうもんかよくわからんかったが、喫茶店みたいなのもふつーにあるんですね。パフェ美味そう。リディア姫と会話しつつ、ちょうど天の城に戻ってきてリディア姫捜索を極秘裏に行っていたアリアバートと会ったところでフランシアからの通信ktkr。現在位置までも知らせる機能付きで、それでリディア姫捕獲完了かと思いきや、ジュスラン卿の使わした追手をさくっと店の裏口から出る古典的テクニックで振り切ってさらにリディア姫逃亡続行。ジェラートうめえと言っていたけど、お金持ってなさげだしどうするのかと思いきやでっかい翡翠で払うという王族技キター。宝飾品に使ってたとかじゃないサイズの、手のひらサイズだったぞ!あんなの持ち歩いてんのかYO!
その後、タイタニアの紋章がついたコンテナにこっそり忍び込んで、空を飛ぶ機能付きなのにびっくりしたり落ちそうになって涙目になったり、でもすぐに地面だったから驚かせんなこのやろー!だったりしつつ藩王の近くまで来れたものの、結局バルアミーにつかまっちゃうのでありました。藩王は警備用のモニタかなんかで当然にリディア姫の大冒険に気づいていて、会いに来るならそれはそれという感じでニヤリ笑いしてたってのに結局会わんのか。
ジュスラン卿の元まで連れてこられたリディア姫、とことん態度でっかいな。一国の王族に対する礼儀がなってないぞ!と怒ってジュスラン卿に礼を取らせるとかな。もちろん、リディア姫の言うことも原則としては間違ってなくとも、現実としてタイタニアの公爵>越えられない壁>貧乏国の王族なんだから、これがジュスラン卿じゃなくてイドリスとかだったらブチギレだろう。ザーリッシュでも無理。アリアバートでなんとか?リディア姫の用件は前回も言っていた鉱山の一件で、自分が人質になるから鉱山には手を出さんで下さいとお願いする立場だってのにリディア姫はほんとーにフリーダムだった。そういうフリーダム加減が気に行ったからか、エルヴィング王国のことはジュスラン卿に一任されて、リディア姫的には天の城へ来た甲斐もあったってなもんだな。

でもって、バルアミーがバルという綽名をもらってリディア姫の護衛になるわけなのだが、天の城に帰還する前にジュスラン卿の旗艦アウストラ内で戦後処理の手腕を評価されたバルアミーが内心でジュスラン卿はお人よしだなpgrみたいな事考えてて大爆笑だった。会って間もないってのになんという早計。と思っていたら、このリディア姫の一件でジュスラン卿が藩王にリディア姫の話をそのまま伝えたことでお人よしっつー評価は改めたらしい。あれ?これで?なんか心理描写おかしくない?なんだかジュスラン卿の周囲のほのぼのムードに取り込まれているぞ!天の城に来る前のギラギラしていた頃を思い出してくれ!とは思うが、リディア姫に困らされていくバルもいい。リディア姫のじいがエルヴィング王国に返却されちゃったしな。


前回ドクターと会ってたファン・ヒューリック、今回はリラにすられかけた財布を見てはリラのことを思い出しておりました。それはまぎれもなく恋の病。そんなファンを見てミランダがエーメンタールに戻ってみるかい?とご提案。ええ?大丈夫なのか?あんな感じで逃げ出してきたのに。しかも、リディア姫パートでザーリッシュ・アルセスの母のテリーザが武勲を立てて天の城へ戻って来いとか言っていたから、そんなところにおいしい獲物のファン・ヒューリックが来たら張りきっちゃう罠。どう見てもリラ死亡フラグっぽいんだがどうなの。あと、次回予告ではエウリヤ崩壊とか言っていたが、エウリヤ?何を今さら。と思ってしまう。

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