タイタニア#26終幕の鎮魂歌
25話の引きでも思ったが、やっぱりファンはピンチになっておりました。ザーリッシュがでかい石をファンの足元に投げつけて、足場が崩れて体勢を崩して一気にファン・ヒューリックピンチでござるの巻。
ザーリッシュがファン・ヒューリックはどこだとか言いつつファンをボコ殴りにしてるのには何言ってんだこいつはとさすがに思った。二酸化炭素中毒を起こさないためにマスクをして顔を半分隠しているのはともかく、それでもわからないか?と思っていたがザーリッシュは元気にみんなを返り討ちにしていたけれどもなんだかんだ言って一応人間だから二酸化炭素中毒で視界がぐらぐらだったんですね。で、ファン・ヒューリックとわからず殴っていたわけだ。ファンも自分から名乗れないしどうしたもんかと困っただろう。
ともかく不本意に殺されちゃう前にワレンコフがザーリッシュを逆に石で殴ったり脇腹キックが地味にダメージ与えていたりで、ちょろっとザーリッシュが弱ったところをみんなで銃でフルボッコ。あんな人間離れした強靭さを完備した人を生捕とか無理無理。でも銃で撃ちまくりだったのに、白いマントにまったく血染みがついていないのは相変わらずの血の流れないアニメっぷり。リラの時といいアレだな。
ザーリッシュの遺体をザーリッシュの副官のグラニートさんとやらに引き渡し、さらに遺体見聞にわざわざジュスラン卿がいらっしゃった。でも遺体見るだけだよね!ね!と思いきやその場になぜか反タイタニア組織の皆さんも同席とかなんぞそれ。意味わからん。何はともあれ原作ではついに実現しなかったファンとジュスラン卿の直接対面が、エスタールの時みたいな形じゃなく実現したのだが、ザーリッシュ卿を討った勇士って、ジュスラン卿までなに言ってんの。タイタニアの公敵とか言っている割にスルーするのか?ジュスラン卿はエスタールでタイタニアの公敵だからこそ見逃したってな経緯はあるにしても、こんな機会で見逃すってのはいくらなんでも。
立ち去り間際にファンになぜタイタニアと戦うのかって聞いていたけど、友達っつーかたぶんリラがタイタニアのない宇宙を見たいからって答えておりました。いくらなんでも復讐とは言わんのですね。アルセス伯はもう殺ったしな。
アルセスといえば、ザーリッシュとアルセスの母親のテリーザがザーリッシュの訃報を聞いてたいそう取り乱していたけれども、アルセスが死んでからはザーリッシュに厳しめすぎたが一応は愛情あったんですね。ザーリッシュが子供の頃から額のわっかしていたり顔がああいう感じだったのに隠しようもない遺伝子を感じた。
ザーリッシュの葬儀があるから、バルが天の城に返ってくるってことでリディア姫大歓喜。フランシアに抱きついておっぱいに顔を埋めて喜び大爆発ですよ。しかしフランシアはジュスラン卿がいないってのにあの庭園みたいなところで何やってたんだ?あと、葬儀の時はフランシアもリディア姫もいつもの服と同じ形ながらもお葬式バージョンの黒基調のものになっていた。手抜きというかなんというか。色違いでオーダーメイドですか。
藩王殿下がタイタニアの旗が燃えるという実に不吉な感じの夢を見た後にザーリッシュ卿亡き後に残った三公爵と御前会議に臨んでいたけど、あんな夢見た伏線があんまり生きてないというかそれをやるには原作ストックがないというか尺がないというべきか。アリアバート卿が仕方のないことだけど終盤空気だった。ザーリッシュが出張ってくる分そういう出番が食われるし。原作で三巻当たりの成長もあんまりなかったし。イドリス卿は最後まで野心満々でした!終わり!ってな感じ。バルはバルガシュからさらに違う星に行っていたけど、ジュスラン卿の副官って立場じゃないからかもともとのエストラード侯爵色のタイタニア服になっていた。
後は、ファン一派がなるようになるよね!みたいな感じで呑気に終わり。
最後にジュスラン卿とアリアバート卿が変化がどうこう言っていたがなんとも思わせぶりなだけな終わり方。やっぱり原作三巻以降の話が見てみたかった。