グインサーガ#17さらば愛しき人よ(前)
最近すっかり出番がなかったナリスとアムネリスとその他のみんなの話。
二人の婚礼が差し迫ったクリスタルでは、ヴラド大公の命によってナリスのお命を狙う作戦が立てられておりました。アムネリスがナリスにべたぼれになってしまったからナリス暗殺作戦に切り替えたんだよな?ナリスを殺すという強硬策に出るってことでパロの騎士も皆殺しだとかそれは物騒な。つかそんなことが成功したらアムネリスがどうなる、どうするかは気になるところ。惚れすぎてて虚脱するか父大公にブチギレかそれともか、まあありえないことなんですがね。
でもってクリスタルにひっそりやって来ていたアストリアス。を拾ったというか連れ込んだというか、ヴァレリウスはパロの人だったんですね。ヴァレリウスの上司の人はナリスにでもレムスにでもなくパロに仕えるという考えの人だとか。しかしナリスがレムスの生存を公表しないのはヴァレリウスが考えた通りにモンゴールもパロもいただいちゃうぜ的野心なのかね、やはり。どうにもナリスのキャラがいまだによくわからんのう。レムスがパロに戻ってきたらさっくりと王位継承順に従って王位を譲りそうではあるが、腹の底で変なこと考えてそうな気がする。
モンゴールではマリウスとミアイルがもっと仲良くなっておりました。ミアイルはアムネリスの婚礼の後ケイロニアに行って結婚らしいが、その後モンゴール大公になるとかってそれどういうことなの。ミアイルは馬にも乗れない、そういうことが不得意な子だからお婿に出されちゃうってのもそうなのかーと納得できたのにやっぱりわからん。
それはさておき、マリウスはやっぱりナリスと確執があったんですね。今はさておき昔は出来がよすぎる兄、しかも自分は妾腹とか劣等感とかその他いろいろを喚起するにあまりあるわな。ミアイルが何もかもに諦めきっているのにそうした昔の自分と重ね合わせて親近感やら同情やらを禁じえない。そんなところにナリスが無情にもというべきかミアイル暗殺指令を出してくるもんだから兄上黒い黒すぎる。いちおう寝ているミアイルの枕もとに立ってナイフを突きたてようとしたものの、ミアイルが寝言でマリウスの名前を呼んだりするもんだからほだされちゃいましたー。連絡係みたいな魔導士を呼びだして、ミアイルはすっかり手懐けて操れるから代わりにヴラド大公始末を提案。そんなことできるもんなの?つーか手懐けるってのはナリスがアムネリスにしたようなもんだよな。兄上人の心を操るプロすぎる。クリスタルで最初のころにヤンデレみたいな人にモンゴール軍に売られていたが、ああなるのもむべなるかなという感じだ。
で、話は戻ってクリスタル。婚礼前夜にサリアの塔に籠っていちゃいちゃしていたかと思えば、ナリスは一服盛ってアムネリスを眠らせ、その隙になにやら指示をしておりました。ナリスそっくりさんがいたから入れ替わりかなんかなんですかね。
ヴァレリウスがアストリアスにモンゴール黒騎士の恰好でナリスの腕を切るように暗示かけていたりと錯綜したまま後編へ続くー。
すっかりデレデレなアムネリス様と侍女二人だけが呑気でかわいそうすぎるな。
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Comments
補足にきました。
ケイロニアは絶対にシルヴィア皇女を嫁に出したりしませんが、モンゴールとしては跡継ぎがいなくなるのは困ります。
ケイロニアでは皇女を女帝にして、婿を王にするつもりです。
そこでミアイルをケイロニア王兼モンゴール大公にするのが大公の狙いです。
ケイロニアでは基本的に結婚相手に帝位継承権は与えられないからです。
パロは結婚相手にも王位継承権が与えられます。
ついでにアムネリスは本物の光の公女です。
Posted by: 史恵 | July 27, 2009 02:53 PM
ケイロニアに結婚に行かせるってのはそういうことだったんですか。帝位継承権はなくても子供が出来ればそれはそれでおいしいだろうし。
パロの場合はアムネリスに結婚した後から王位継承権が生じるから、ナリスを殺さずにいたんですね。なるほどなるほど納得できました。
それにしてもアムネリスが光の公女ってことは、何話目かのサブタイだった運命の出会いってのはアムネリスとイシュトヴァーンのことだったんですかね。
Posted by: 管理人 | July 27, 2009 06:55 PM