鋼の錬金術師#20墓前の父
最新刊の23巻が今月発売されたけど、アニメは7巻か8巻あたりかな?
クセルクセス遺跡からリゼンブールに戻ってきたエドは、トリシャのお墓の前で幼いころに家を出てったきりの父ホーエンハイムと会うのでありました。
ホーエンハイムが出て行ったせいでトリシャが苦労して、それで体調を崩してトリシャ死亡したようなもんだとエドは思っているから親子仲というかエドにとってはホーエンハイムは許せない相手。なので実につんけんした態度だったのだけども、ホーエンハイムは構わず家を焼いたのかとか言ったり、その理由をエドが後戻りしないためといったのに逃げたのかとずばりと言ったり。痛いところをつかれたエドは逆ギレしてピナコ宅に戻るんだけど、自宅が焼けちゃっているのは同じなんだからホーエンハイムも同じくピナコさんちに御厄介になるから同じ方向に行くわけですよ。アニメだとこの部分さっくり削ってたな。
ピナコとホーエンハイムは旧知の中で、ピナコが若かりし頃からホーエンハイムは見た目がさっぱり変わらん人外ぶり。若づくりってレベルじゃねーぞ。寝ているふりしてるエドに触ろうとしたものの、その途中で手を止めちゃうあたりが微妙親子。その後、ピナコと話しているふりをして立ち聞きしていたエドに昔練成しちゃったのはトリシャじゃないのではないか?と示唆を与えて、翌朝あっさりどこぞへとまた旅立って行きました。家族4人で撮った写真とピナコへのこの国で大変なことが起こるというアドバイスだけ残して。
ホーエンハイムの言葉に思うところあったエドは、トリシャ(仮)をピナコが埋めたところを掘り起こそうとするのだけれど、トラウマそのものなことをするもんだから胃液ゲーゲー吐いたりと痛々しい。それでもホーエンハイムの逃げたのかという言葉に背中を押されて、豪雨の中でもトリシャ(仮)の遺体を見つけるのでありました。トリシャの髪は栗色だったのに埋まっていたのは黒髪だし、大腿骨の長さ的に身長もあわないし、骨盤からして男だしと練成したのはトリシャじゃないこと確定。そうとわかって大爆笑したエドは壊れたのかと思ったけど、アルを元に戻せる確証が得られたとか。え、なに言ってんの?と思ったさ。
セントラルに取って返してアルと合流。アルは先週までのラストとかと戦った時のおかげで鎧がボロボロになっていたのでまずそれ修復。口元と片腕がまるまるなくなっているとか、それを他の部分を薄くして作ると全体的に結構薄くなるんじゃないのか?それはさておき、バリーが死ぬ前に言っていた、他人の魂と身体は拒絶反応を起こすってので、アルの寝ないで済む飯も要らない疲れ知らずの身体をイイナーとか呑気なこと言っていたリンにウィンリィがキレていたけど、やっぱりそれは実際なってみないと本当の辛さはわからんものじゃないのかね。リンの目的も目的だし。そんな拒絶反応のことがわかったから一刻も早く元に戻りたいってのに、エドの調べてきたことはよかったわけだ。エドの知らない、アルとウィンリィは共通して知っていることがあるってことは、つまりアルに定着している魂はアルのものに間違いはないってこと。魂が真理からひっぱりだせたなら体も取り戻せるかもしれないってことなんですね。その方法とかはまださっぱりだけど、それでもいちおう小さく前進はしたわけだ。
アルは鎧の体が長すぎてこれでもいいのかもしれないとか思いかけていたみたいだけど、やっぱり戻りたいもんだと。やろうぜ!というエドの背中を見たウィンリィがなんかフラグ立ててましたな。
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