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グインサーガ#26旅立ち

ついにレムスとリンダもやっとようやく最終回にしてパロにご帰国できたのでありました。よかったよかった。クリスタル市民の皆さんが出迎えててくれたけれど、レムスは自分に対する歓呼よりもナリスとかリンダに対するそれの方が大きいのがご不満なご様子。仕方ないといえばそうなんだけど、すごい従兄弟とか姉に対して萎縮しちゃうってのはあるある。リンダがナリスにグインを紹介しようとしたけれど、グインはその一足先に北へと向かうべくクリスタルを後にするのでありました。スニがやっと片言だけど言葉をしゃべれるようになっていた。スニかわいいのう。レムスは父母の肖像画を前にしてパロに帰ってきました王位に就きますとかなんとか言っていたが、双子は明らかに母親似だな。戴冠式の朝に目を覚ましたリンダはレムスと一緒じゃないのに妙にさみしく思ったみたいだけど、スニがいつも一緒と言ってくれておりました。やっぱりスニかわいいのう。


さて一方そのころグインはイシュトヴァーンと出くわしておりました。そしていきなりジャパニーズ土下座。王になるため右腕になってくれと頼み込むイシュトヴァーンだったものの、グインも北に行けというお知らせがあったんだからとりあえずお断りだわな。グインはそれでも、自分の正体を知った後ならくらいには言うわけだけども、今すぐじゃないとダメだというイシュトヴァーンはグインが断ったのにもう怒髪天の勢いで言うこと聞いてくれないから敵!ということでいきなりケンカを吹っ掛けるのでありました。しかしグインは前回まで延々でてきていたシドみたいなのならともかく普通の人間相手ならまだ無敗(多分)なので今回も危なげなく勝利。イシュトヴァーンをさっくり倒して北へと向かうのであります。イシュトヴァーンはグインを右腕にして光の公女を嫁にしてモンゴールの王になるという計画らしいが、それだともうリンダとのことはなかった話になってんの?ナリスからリンダがどうってのを聞いてからもうリンダに対してさっぱりスルーなのか。


クリスタルでの戴冠式でなんか起こるのかと思いきやさっくり終わった。と思わせといて、リンダだけがレムスの黒い影だとか血染めだとか不吉きわまるものを見たらしい。カルモルってノスフェラスでレムスにとりついた奴か。つーかリンダはとっさにカルモルがレムスを選んだ!って言いつつナリスに抱きついていたけど、カルモルって誰?というナリスの疑問はもっともだよな。戴冠式でリンダがあれだけ騒いでもスルーとか。広すぎて他のみんなは聞いてなかった説なのか、リンダがああして騒ぐのはよくある説なのか、みんな心の広い大人なので見なかったふり説なのか。


誰のことにしても二期作れる引きだったな。それにしてもマリウスがいるのはあれどこなの。

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花咲ける青少年#23決別

花鹿がユージィンの髪が伸びたねって言ってるのにやたら寅之助が反応していると思ったら、髪を切ると言いだすのを止めようとしていたのか。花鹿の恐ろしいスープの出来に見れるように不器用人間だから止めたってのに、不器用の自覚がない花鹿ときたら寅之助はユージィンが好きだというおかしな理由にたどり着くんだから困ったもんだ。好きだというよりきれいな人を無残な見かけにしたくないという動機じゃないのかね。


そのころラギネイではすっかりクインザ無双になっておりました。まだ侍従長にはなってないのか。特殊警察だっけ?近衛のほかに変な部隊ができてたりしておりますな。ラギネイで起きた北部の反乱は反乱分子が絡んでいるとかナジェイラが噛んでいるとかなんとか。なんで反乱なんか?と思いきやナジェイラは退屈だからそんなことしたらしい。もちろん反乱に助力したなんてのが明らかになったらナジェイラの王位継承権なんてなくなるに決まっているけど、ナジェイラは王位なんて要らないからモーマンタイ。クインザのちらつかせた王位というえさに頭を下げさせて水をぶっかける相変わらずの女王様ぶりだった。ただ今回の相手はクインザなのでやられっぱなし圧倒されっぱなしじゃないんですよ。ナジェイラの手からコップを取って水をぐびーっと飲み、さらにささっと逃げ出したりして何がしたいんだと思ったがナジェイラとしばしの侍従とかいうインドア職業に相応しくない超アクションを繰り広げておりました。後ろ足に階段を上るところとか、普通は無様にすっ転びそうなもんなのにな。クインザの武令の原因を訊ねたナジェイラに、つまり退屈を紛らわせたら死の名誉を与えてほしいってことなのか?クインザはラギネイの腐ったうみを出しつくしてルマティに王位を継がせたいのか死の名誉優先なのかよくわからん。


さて一方アメリカではエディがやってまいりました。ユージィンは親友呼ばわりに否定はしなかったあたり結構初登場の頃よりも人間がまるくなったもんだ。エディはラギネイの現状を写真に撮ってきておりまして、特務警察別名処刑部隊なんていう部外秘もいいところの隠し撮りまでしてきおった。その話をルマティも聞きつけて、ネットに動画が上がっていた北部の反乱のことと言いそんなラギネイの現状と言い、スラムができているとか税率がマジパネエとかそもそも汚職がまかり通っててもうどうにもならん状況だったとか、そういうことを知ってショックのあまりその場から駆けだしちゃうのでありました。それでも衝動的にラギネイに行く!とならんのは成長だわな。ルマティを追いかけて行ったものの花鹿にかけられる言葉はなくて、それが悔しいんだとか。そうしてちょっとしょんぼりな花鹿のところにタイミング良く来るのが立人。変わらないものなんてないと言いつつ立人だけはずっと変わらないとかなんとかめちゃくちゃ恋人の雰囲気すぎる。
ルマティは国の現状を知って、そんなところまでラギネイを追いやってしまった兄についに決別する決心をするのであります。てっきり今回でノエイ少尉がやってくるかと思ったがまだなのか。

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グインサーガ#25宿命との戦い

始まるなりいきなりカメロン提督がお言葉を発してくださっておりました。事前情報通りの大塚明夫とかな。トーラス占領も済んで、スカールはこれからアルゴスに帰ると思いきやヴラド大公の隠し部屋で例のカルモルの話に基づくノスフェラス話を知ったもんだから、このままノスフェラスに行くんだとか。正直物好きなもんだとしか言えない。それにつきあわされる草原の民も大変だな。スカール個人についてきてるからそういう文句も出ないもんなのだろうか。
そんなことをなぜ自分に?と聞いたカメロン提督に、スカールは話したいから話すという男らしいにもほどがある答えなんてするし。それでいてナリスにこのことを知られてはいけないとか、どんだけナリス様は警戒されているんだ。信用してはならんお人だとは思うが。
スカールが立ち去ったあとにカメロン提督の前に現れたのが名前が出たその人であるナリス。スカールがノスフェラスに行ったのだという確信満々でカメロン提督に揺さぶりをかけても、それでうっかり口を割るカメロンではないのでありました。ナリスはカメロンを食えない男なんて言っていたが、どの口がそんなことを言うか。


一方レムスとリンダはまだクリスタルに着いておりませんでした。どんだけ遠いの。そのクリスタルに戻る途中でシドキター。パロの二粒の真珠に会いに行くとか言っていたけど早かったな。適当な嘘ついて護衛をまいて二人(とスニ)を変な遺跡あとに連れてきておりました。なんでもウン千年前に滅亡した帝国だとか。シドの狙いはパロの聖王家だけが扱える古代機械だから二人に会いに来たとか言って、グインを動けなくさせたわけわからん眼力を使ってたけど、そこへ我らがグインキター。なんで居場所わかるの。シドと切り結んでいたけどやや劣勢だったもののノスフェラス以来出て来た懐かしのアウラのおかげでシド撃破!と思いきやシドは人外でしたー。人外形態になったシドはグインがきりかかったおかげで肌にみみずばれみたいなほんのりした傷を負わせられたせいで超ブチギレててグインがついに負けちゃうううと思ったものの、よくわからん気合いによって勝ちました。いやまあよかったよかった。
そこへノスフェラスでも聞こえた声がして、グインに北に行けとお知らせ。これはなんという二期に繋ぐよ展開。シドは天上から堕ちて来たでっかい結晶にプチっとつぶされて終了なのか。
最後にイシュトヴァーンが出てきて、探したぜとか言っていたからああリンダをかーと思ったところで探していたのはグインだとか。王になるのに必要なのはグインだと申すか。

トーラスに行ったりと多忙だったナリスの方がクリスタルに戻るのがリンダレムスより速いってどうなんですかね。単純に距離の話?ナリスが空を見てノスフェラスに思いはせていたが、ベック公みたいな反応が一般的ですよな。リンダレムスとアムネリス、さらにスカールまで行っていたからには何かある!私もいつか行かねばなるまいとかナリスの世界のことを知りたいってのも相当だな。リンダレムスは行きたくて行ったんじゃないってのにな。


そういえばアムネリスのこともあったんだった。
前回クムにつかまったもののフロリーたんの健気さとかいろいろのおかげでやる気を取り戻したアムネリス様。クムの王と対面してもめっさ堂々となさっておりました。クムの後ろ盾でモンゴール再興できても、クムにモンゴールの全権よこせってそれ意味なくね?と思ったが再興することに意味があるってことなんだろうか。クムの第二王子と第三王子がアムネリスのところに来てたけど、アムネリスがほのめかした通りに結婚してモンゴール大公になろうぜという話か。アムネリスがあれだけ堂々と渡り合えたのはナリスだったらこうするだろうと考えたからだそうだが、それを以てかけがえのない相手だとはナリス様もここまで過大評価されているとは思うまい。

それにしても最終回手前だってのに今回はどうにも作画がいまいち。ちょっとでも引くと顔が微妙になりすぎだろうさ。

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花咲ける青少年#22リポーズ

ユイが出てくるとなごむなぁ。ラギネイがらみのごたごたと無縁の子だからな。ヘリコプターでのニューヨーク観光にテンション上がりまくりなのがかわいいもんだ。
ユイを迎えに行ったのは寅之助だったけど、花鹿はユイを迎えに行かんでユージィンに連絡を取ろうとしていたらしい。ユージィンのお母さんの命日が近いからってことらしいが、ユージィンの義姉に邪魔されて連絡が取れないんだとか。ああいつものユージィンのあれかと思えば案の定。相変わらずユージィンはほいほい女を釣っちゃうんですね。その義姉のイサベラがラギネイにホテルを作る計画があるってことでラギネイの現状を話してくれたけど、前回の即位式から今回までに半年流れた間に随分ひどいことになっているんだそうで。ユージィンが花鹿から連絡があったか?と聞いただけでうろたえるとはイサベラもまだまだだな。ユージィンはホテルのメイドさんに頼んで花鹿から連絡があったのを知り、さっくり身一つでカードとパスポートだけ持ってニューヨークに向かったのでありました。

花鹿のお宅についたユイは、そういえば初対面だったルマティと出会っておりました。いきなりなんで英語かと思ったが、ユイは英語を話せないネタと普段は花鹿とは英語で話してますってことか?しかしルマティが一年そこらですっかりおとなになってたのにはビビった。見た目もそうだが中身もなんという成長ぶり。あれだけのことがあれば否が応にも成長するってことか。ユイの到着を知って駆け付けた花鹿は、ルマティとユイの目の前で漫才みたいないい合いをするし。仲良しだな。ユイはルマティを最初に見て王子様だと感じたんだとか。なんだ?隠せないロイヤルオーラ?

そのころ香港だったかでは立人がファン家のお仕事をしておりました。プラネットテレビとかいう放送事業を始めたんだとか。その社長を例のトンセンおじの息子に任せたのをトンセンおじがまた絡む絡む。小悪党な感じだったがしかしこの人これからアレだからなー。
大統領との会談なんてどうせ寄付を無心されるだけだから無視して花鹿のいるニューヨークに向かおうとした立人のところにメッセージカード。イニシャルC.Rでカールと勘付くとはすごい。カールはいよいよイズマル殿下を擁立してラギネイに介入するとか言い出して、まだそれやる気だったのかと思ったが父とは対立状態とか言っておりましたな。それならイズマル殿下擁立とかしなくても、と思ったがさすがにルマティ擁立とかはまだ無理か。しかしイズマル殿下の王位継承権は第二位ってことは第一位はまだルマティなのか?半年も前に亡命したんだしそれはない気もするが。

そして今日の最後のセリフ。ルマティがユイのセリフで唯一わからんかった単語が「バイト」ってそりゃそうですよねー。働いたことない天上人らしいお言葉だ。

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鋼の錬金術師#24腹の中

ドクターマルコーの拉致の経緯をやっていたが、ブレダ少尉に化けましたってのはやらんのですか。しかもラストに聞いたとかってエンヴィーが他人事みたいに言っていたが、ブレダ少尉に化けたネタがないからドクターマルコー拉致に行ってないってこと?さらにここでドクターマルコーの話を入れる意味がいまいちわからん。これがあるせいでエンヴィー大忙しになるじゃないか。ラストの仇の大佐を前にして発狂モードになったグラトニーを止めに行くっていう任務があるのに。

大佐を目の前にして怒り狂ったグラトニーから一般人と負傷者の皆さんを逃がして、エドアルとリンが残ってグラトニーと戦って情報を得よう!とかしていたけどやっぱりあれは無理ですよねー。そこへやってきたのが多忙なエンヴィーなんだけども、そういやエドの豆ネタ久しぶりだな。第五研究所とかすっかり遠い昔だ。
リン対エンヴィー、エドアルとグラトニーと二手に分かれて戦っていたものの、うっかりリンの方になだれ込んだエドアルと場が混乱した隙にグラトニーにリンを食わせようとして一緒にエドとエンヴィーまで飲まれちゃいましたー。エンヴィーの残ってた下半身がさらさらーっと消えたのは賢者の石の無いパーツだからなのかね。

一方ノックス先生とその場から逃げた大佐は軍本部に戻って大総統がホムンクルス疑惑を元に上層部に揺さぶりをかけて見ようとしたら、実は軍上層部は真っ黒でしたーという絶対絶命の窮地。虎穴に入らずんばなんちゃらだけど勇み足ってのもあるしな。

それにしてもプライドの声、エコーがかかっていたけどエンヴィーの中の人と二役やってんの?って感じに聞こえた。別人のはずなんだが。

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グインサーガ#24モンゴール最後の日

何やら前回モンゴールに出発していたグインがモンゴール近辺についていたということなのか?シドとやらの見た目もわからんのにどこぞの森の中にいた少年に「おまえがシドか」なんてなかなか聞けるもんじゃないよな。びっくりするほど意味不明だ。さらにシドはわけわからん術でグインの動きを封じて、グーパンで殴ってグインを昏倒させておりました。あれ?こいつ最強なんじゃね?


そのころトーラスではウラド大公がついに死んだり、その一方を聞いたアムネリスがものすごくものすごくものすごーく仕方なく撤退仕様としたら前方をクム軍に阻まれて、後方から追いついてきたスカールに挟み撃ちにされてボロボロとか散々な目にあっておりました。どうにもクムって言うとセムを思い出してああスニの仲間の皆さんですねとか思ってしまう。
ともかく、モンゴール騎士がばたばたやられていく中でアムネリスはどうしてもナリスと直接殺りあいたいけれど、その姿をちらっと見たかどうかというところで部下に腹殴られて気絶させられてクムに投降するはめになるのでありました。
アムネリスのヤンデレ的な感情を知っているやらいないやら、ナリスはアムネリスがクムに囚われたと知っても誇り高い公女が囚われているのを見るほど悪趣味じゃないとか言っていたけど、もうすでに十分悪趣味だから何を今さら。クムのタルーとやらは出てこないのかね。
アムネリスの投降を知らないトーラス残留している皆さんが頑張って沿海州軍を阻止してトーラスだけでも死守しようとしていたけれど、アムネリスがクムに囚われたのを知ってもうメタメタ。投石機でトーラス市街をぼこぼこにしてた中で、その中の一発が偶然にグインがシドに囚われていた温室に当たったというラッキー発生。シドはパロの二粒の真珠に会うのが楽しみとか言っていたけど、まさかグインは今度はトーラスからパロに戻るという強硬軍をやらかすわけですか。

クムに囚われたアムネリスが、フロリーたんの健気な説得でいつかモンゴール再建してやるぜと元気を取り戻していたけれど、アムネリスはやや空回り気味なカリスマしか持ってないから難しいんじゃないの。

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花咲ける青少年#21忘れえぬ日

アメリカに戻っていた花鹿たちはまたラギネイに一カ月ぶりに戻ってきたらしい。戴冠式だから封鎖が解かれたんだとか。
車の中では立人がやたらと考え込んでいるし、花鹿も花鹿でハリーが言った夫探しが終わった時に聞かされる自分の重い運命ってなんだろうかと考えてやっぱり暗くなっていたけれど、そんなところへ同乗するはめになるとか寅之助はかわいそうに。まだラギネイに戻るわけにはいかないルマティがかわいそうだってので花鹿もちょっと元気を出して、市場によって何やら元気の出るものを作ろうと思い立ったらしいが寅之助の反応からして花鹿はメシマズなのか。ホテルでグツグツと何やらまずそうなスープを作っているところへ、立人の携帯にハリーから一人で来いとお呼び出し。マズイ飯から逃れられて立人ラッキーだな。一人でまずそうなスープを味わうはめになりそうだった寅之助だったものの、ユージィンが来てくれて、さらに花鹿のスープをこともなげに「飲めなくはない」とか言って飲んでいたけれども、それもこれも愛の力であって寅之助にはやっぱり激マズの失神するようなお味なのでありましたとさ。


ハリーと会った立人は、花鹿が背負うことになる重い宿命とはラギネイ王国に深くかかわっているのではないかと訊ね、ハリーもきちんと自分はマハティ前王の実の子だと教えてくれておりました。ハリーが自分の出生の事実を知ったのは14の時、キャスリーンと結婚したあの新聞記者だった人が14歳から大人という持論だからそういう妙に半端な年齢だったのか。そうと知ったハリーは立人いわくの石油業界の七不思議であるラギネイの利権のことで、バーンズワースがピンチだった時にマハティが動くのを待ったし、やっぱりマハティがおそらくは側近の大反対を押しのけて助けてくれたことで許せたものらしい。
ハリーは誰にもこのことを言ったりしないもののやっぱり事実はどこからか漏れるもので、花鹿は王家直系の血を引いているからそれが明らかになれば何かとよろしくないから、花鹿の婿選びとはすなわちハリーに変わって花鹿を守ってやれる存在を探すことなんですね。その意味で立人はダメだと。ファン一族が最優先だからね、仕方ない。つかユージィンはともかく、それならルマティとかカールもなかなかダメじゃないの?と思うが立人ほどでもないからいいのかね?


久しぶりに出て来たノエイ少尉はラギネイに潜伏しておりました。でも近衛兵に化けてソマンドと接触しようにも、近衛の閲兵は廃止されたとか、それどころか軍内部を改編したとか、そういう変化を嫌うソマンドがやりそうにもないことにクインザの影をかぎ取るノエイ少尉は確かな嗅覚持ってるなー。ソマンド殿下は即位を目前にして王位へのプレッシャーでペチャンコになりそうだったけど、クインザの舌八丁でなんとか頑張って戴冠式に向かうのでありました。その背中を見ながら、クインザが悪子安全開なモノローグを吐くんだから怖いな。


戴冠式前にルマティを覗いた花鹿を取り巻く皆様が集まっていたけども、抱きつかれて赤面するカールカワユス。前回ハリーに花鹿の夫の話をされたからってだけじゃないよね。純情な男だ。寅之助が各国セレブの皆さんに気後れするのは非常にわかるし、そういうものを花鹿がさっぱり理解しないのもまったくもって予想通りすぎるな。ここでユージィンがエディからノエイ少尉のことを聞いていたけど、ノエイ少尉は強硬手段に出ちゃったりするのかな?
戴冠式がテレビ中継されていて、それを暗い部屋で一人ぼっちで見ているルマティがさすがにかわいそうだった。

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鋼の錬金術師#23戦場の少女

引き続きスカーと戦うの巻。
ウィンリィを憲兵に保護してもらうために残ったエドを置いて、アルが一足先にスカーと戦っていたけども、魂だけの存在として鎧に定着して不安定なのを憐れむのも他人事としてわかるし、アルが言ったように憐れみなんて不要だってのもわかるな。しかし今回の給水塔から水をぷしゅーっと出させてたみたいに、アルは水にぬれて血印が流れおちたりしないのかと気になる。水の中に入ったとかならともかく、ちょっと濡れたくらいなら大丈夫な構造の鎧なの?エドが遅れて合流して来て二人がかりでスカーをやるぜ!というところでグラトニーがやってまいりました。
グラトニーは大総統と一緒にリンとランファンを襲っていたんだけども、ランファンを手負いにさせて戦力を削いだことで、グラトニーはスカーの方に回したんですね。
グラトニーは最初からスカー狙いなのでさすがにスカーといえども多勢に無勢でやばかったのだけれど、そこへさらにやってきたリンがグラトニーに爆裂弾とでも言うのかね、そんなものを飲ませてグロく体内爆破させてからホムンクルス特有の超回復で再生しちゃう前にワイヤーでがんじがらめにして捕獲成功。エドにワイヤーを要求するのが首辺りまで再生して体から遅くね?とちょっと思った。
憲兵たちが駆けつけちゃう前に迎えに来た変装中のホークアイ中尉とリンとグラトニーを乗っけて行っちゃったけど、無関係を装う必要もあるしスカーときちんと決着つけようとしたら今度はメイチャンキター。アニメだとメイチャンは久しぶり……だっけ?遠隔発動できる錬金術で列車を爆破させて、その爆煙にまぎれて逃げていたけども普通に無理じゃね?という気はする。

グラトニーを連れて隠れ家へ向かう途中に、使い物にならない腕を斬り落として囮にすることで大総統から逃げ伸びたランファンを迎えに行こうとしたら、まさにそこを大総統に目撃されるとか上手くいかないもんですね。完全犯罪なんて無理ってことか。
エドアルは保護されていたウィンリィを迎えに行ったところ、なぜかウィンリィと一緒に大総統がいるのでありました。ウィンリィにロックベル夫妻の最後を話してホテルに送っていったら、ちょうどガーフィールさんから電話が来てみんながウィンリィを待っていると。それでウィンリィも長いセントラル滞在から帰ることになるのだけれど、エドの言ったセリフがくせーくせー。言いセリフだけどアニメで見るとギップリャ。
駅から出たら大佐が車で来ておりまして、ランファンの治療のためにノックス先生を連れて隠れ家へと向かったのだけれど、なんかこうして聞いてみるとノックス先生ちょっと棒じゃね?気のせい?
隠れ家で初めて一堂に会したエドとリンと大佐が情報共有して、大総統はホムンクルス疑惑だとかが湧いたり、グラトニーから奪った賢者の石をどうするかで揉めたところで「マスタング」という名前を聞いたグラトニーがラスト死亡の怒りパワーで腹口キター。きちんと車が食べられるのもやってるんだな、芸が細かい。

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グインサーガ#23如何なる星の下に

ナリス様がモンゴールに進軍するところからはじまりー。
やっぱりルナンとリギア的にはイシュトヴァーンは素性もしれない怪しい奴なのか。でもナリス様のお気に入り。ナリス様がなんか小難しいこと言ってたけど世界の神になる!とか言い出した時は思わず吹いた。比喩だったけどいやいやいきなりだったし。でもナリスの言うこともわからんでもない。やりたいことはあるのに日々の雑事に追われて(略)とかなー、なまじ有能で立場的にもやりたいことやれそうなのに他の事もやれちゃうからな。古代機械にご執心なのもこないだ学生の人と語り合いたいとか言っていたのも今回イシュトヴァーンに話していたみたいなことが理由なのか。
ナリス様がこういう人だからイシュトヴァーンがリンダを諦めちゃうのもわかるわー。でもそこはリンダを信じてやろうぜ。ナリス様がわかって言っていたなら残酷すぎるがわかってないから仕方ないと言おうか性質が悪いと言おうか。翌朝イシュトヴァーンがどこぞへと行方不明になっていたのに、多くの人から崇拝され好かれるけれども気にいる相手こそ傍にいなくなってしまうと言っていたのは今回のこともあればマリウスのこともあるんだろうな。リギアは崇拝カテゴリだから除外か。
先行していたスカールたちと合流しての話し合いで、スカールがやたら豪快というかざっくばらんすぎて吹いた。つーかアムネリス軍の内訳をさらっとベック公に振るなよwwナリス様のお連れがいつものルナンとリギア、それからあんまり見たことなかった男とこっちはまたいつものヴァレリウス。ついてきてたんだな。モンゴールの同盟国だと言うクムだとか本当にグインサーガはアニメ中で地理をやらんのだね。クムにヴァレリウスを行かせるってことは魔道でどうにかしろってことか。しかもこれがあんまり無茶振りでもないのかヴァレリウスの忠誠心からなのかどっちなんだろうな。
アムネリス様はナリスが進軍してきたってことで超やる気満々。せっかく魔導士の人が凶星が出てるからトーラスに撤退お勧めって言ってくれたのにやり合うのか。露骨なくらいにアムネリス負けフラグが立ちすぎてて泣ける。


さて一方グインと双子のターン。
5人いた刺客の残り二人が同時に襲ってまいりました。グインをまっすぐ狙うとさっくり返り討ちになるので、レムスを人質にとって殺ろうとするとかさすがにそろそろ頭使ったな。しかしスニが簪に見せかけた吹き矢でフォローして今回も無事にグイン勝利。
刺客の人が標的はリンレムじゃなくてグインだと明言したから、それに刺客の雇い主のシドがグインのことを悪魔ドールだとか言ったとかでグインはトーラスに行くことになりましたー。もちろんリンダは反対するのだけれどグインの意思は固いので結局お見送り。
前回ナリスからの対カウロスの指示を焼き捨てていたけれど、グインはそれをあえて採用しろと言っておりました。王は自ら果実を取るものではないのだと。まあそれも道理だけどレムスの場合に通用するのかね?という気もする。グインの場合はおkだろうが。
しかしこれでトーラスでグインとナリスが出会っちゃう展開とかになったら笑っていいところなんだろうか。
そういやイシュトヴァーンがリンダのことを「パロの王女」だと言っていたけど、公女ってのはブラド大公の息女アムネリス公女みたいなのだと言っていたけれど、そんなの最初から気付けよ!公女でも王女でもおkとか思っていたのか。

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花咲ける青少年#20ターニングポイント

ハリーが会いに来たよの巻。


ラギネイで子安に会ったとルマティに伝えてもルマティはちょっと成長したので取り乱したりすることなく冷静でありました。本当に成長したもんだ。ルマティが花鹿に聖布の誓いを拒否してくれと言いだしたけど、聖布の誓いってなんだったっけ?上海だったか香港だったかにいたころに無邪気にそんなことをしていた気もするけれど随分昔のことだから忘れちゃったい。花鹿との誓いが重いと、背負えないと弱音をルマティが吐くものの、花鹿はお互いにもっと愛する相手ができるまでは誓いは有効だと言うのでありました。花鹿がナジェイラとケンカしています状態だと知ったルマティが驚愕したのには笑った。やっぱりナジェイラはそういうキャラか。蛇とはまたぴったりな表現だ。ソマンド殿下はよくわからんけどイズマルはナジェイラの神託に全服従でしたよな。ルマティは、たかが巫女よりも王の方が神に近いのだからと神託なにそれとさっくり一蹴しておりました。そういうルマティを花鹿は高飛車だと評するけれど、ルマティ的には誇り高いと言って欲しいものらしい。自分にはこの体と誇りしかないのだからと。ルマティが成長しすぎてて感動さえするね。こうまでルマティが成長したのも教育係を自任する立人のおかげだな。
立人が花鹿を呼びに使いをよこして、一人そこに残って夕陽を眺めていたルマティの前にハリーがやってきました。何気にハリーとルマティは初対面だったのか。庭師か?とか言われてたのにはちょっと笑った。ハリーは何事も終焉なくして始まるものもないのだから夕日が美しいのだと語って、ラギネイも事によっては終焉を免れると、ルマティに王になれと言うのでありました。それがまるでルマティの目には亡き父に見えたらしい。まあハリーとルマティ父は異母兄弟になるのかな?そういうふうに見えるものかも知れんね。
ハリーとの出会いはそうして結構衝撃的だったからか、ルマティは父(みたいな男)に会ったと言って花鹿と寅之助を頭大丈夫?的な意味で心配させるのでありました。でも立人はともかく花鹿まですぐにハリーだと冊子をつけたのはちょっと意外だ。ここで、花鹿は立人にハリーと最初に勝負している夫探しの3人の候補がルマティとユージィン、カールじゃないかと伝えて立人に自覚させてその気にさせるのか。兄ぶってると一番傍にいられるけど本当に一番にはなれんのよね。立人の苦悩も今までおいしいポジションだったんだから仕方ないわな。

ハリーは続けてユージィンに会いに行った模様。ユージィンは行きつけのレストランにいたところ、同じ大学の同じ講義を受けているとかいう女二人に逆ナンパされそうになったものの、いつものごとく昔のひどい女遍歴を暴露してさっくり撃退しておりました。普通の女はちょっと顔がいいとかい絵柄がいいだけだと、何人も自殺に追い込んでるとか何股当たり前だとかは引くよね。そういう光景を隣の席から背中合わせに聞いてたハリーも悪趣味だなぁと思ったが、女どもに逆ナンパされたから声をかけそびれたとかそんななのか。ユージィンはハリーのことを一目でミスターバーンズワースと気づいたけども、面識があるの?社交的に常識なの?公園の屋台のホットドッグをユージィンは食べてくれません。一流のものしか食わんというポリシーらしい。だから、世界中からそうした一流がなくなったらさっくり餓死を選ぶんだとか。なんというお貴族。ルマティにも聞いてたけどユージィンは花鹿を愛しているかと問われて熱烈というかなんと言おうと、それは愛とはなんだかちがう的な感じのことを言っておりました。良くも悪くもユージィンは普通じゃないね。
でもって三人目のカールはローゼンタールが経営しているスポーツクラブかなんかで運動に勤しんでいたけど、高校の同級生にインサイダー取引を強要されそうになって昔の関係を暴露すると脅されるとか、あれ?結構爛れた関係だったのか。姉が3人もアレだから女嫌いは当然としてもそこで男に行くもんなの?それとも誘われただけ?さすがに唐突過ぎてびっくりした。しかしてカールは脅しなど鼻で笑って、スキャンダルを暴露されても屁でもないと一蹴しておりました。やっぱりここで脅しに屈するようじゃ小物だもんな。そんなところでハリー登場してカールもびっくり。そりゃそうだよな。カールの同級生くんはさっくり追い払って、老ネルソンはもう企業家的に敵じゃないと、ローゼンタールを支えているのはカールだと言った上でいつもの花鹿が好きか?の質問キター。ルマティに負けず劣らず赤面してくれるカールかわいいのう。


カールを動揺させてから車に乗って社に帰ろうとしたところで、居所を突き止めた花鹿がやってきておりました。花鹿は夫候補(仮)の三人を好きではあっても、どう見てもこれは友達としての好きどまり。そんな花鹿にハリーが花鹿母のキティの話をしてくれました。キティはハリーのボディガードとしてやってきた警官だったんだとか。キティに会うまではハリーは女と付き合うのは一種の契約だと考えるような淡泊な人で、でもふと気づいたらキティに惚れていたんだとか。

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鋼の錬金術師#22遠くの背中

ウィンリィが昔の夢を見ておりました。イシュヴァール戦に赴く両親を見送る夢。それが今生の別れになったんですね。ウィンリィはグレイシアさんとエリシアと一緒にヒューズ准将のお墓参りをして、それでヒューズ准将に父を重ね見ていたのかと思うのでありました。
二人と別れて街中をぼんやり歩いていたウィンリィは、先週から引き続いてホムンクルス一本釣りのためにスカーと戦っているエドアルの噂を聞いて、また!と怒るやら心配やらで駆けつけようとしておりました。正直こういうケンカを止めに来る幼馴染的ポジションってうざくね?という気はする。話の展開的にウィンリィが来てくれないと困るんだけども。セントラルも狭くはないのにエドアルとスカーがやり合っている現場にきちんとたどり着けるとはウィンリィすごいな。エドの疲労もあるしリンたちからの知らせの照明弾もまだだから、時間稼ぎのために殴り合いじゃなくて言葉をぶつけてスカーに聞きたいことキタコレ。ニーナのは、あれは仕方ないよねーと思うがそれで片付けちゃいかんよね。しかしスカーの言い方だと世の中の錬金術師はみんなああいう非人道的なキメラ作るみたいで極論すぎるわ。それなら、とエドが聞いたのがクセルクセス遺跡で知ったロックベル夫妻のこと。ちょうどそれを切り出したところにウィンリィが来るとかナイスタイミング。助けた相手に殺されるとか、まして両親の仇が目の前にいるんだからそりゃ足元にあった銃だって拾うよ。衝動的に撃とうとしちゃうよ。止めろとエドアルが止めるのもわかるが、復讐を理性的にじゃあやめますと判断できるもんじゃないわな。ましてスカーが、撃つなら撃てとか煽るし。でも撃ったらその時から敵と見做すとか勝手なもんだ。つまり最初の一発で決めろっつーことか。

Bパートの大半を使ったスカー昔話。何よりもスカー兄が子安声だったのに吹いた。わっかりやすいな。子安が渡してくれた一冊だけ持ちだせたという研究所がこれから出てくるあれなんだな。ふと思ったんだがキンブリーは二つ名が紅蓮だったと思うけど、あれはどういう錬金術なんだ?よく考えたらわからんが、エドの鋼みたいに錬金術そのものの指向性を体現してるわけじゃないのか。子安が片腕なくしたスカーに自分の右腕を移植してたけど、片手なくても練成できるもんなの?と思ったがエドみたく両手がないとダメってこともないのかな?
で、最終的にスカーが錯乱してロックベル夫妻を殺しました!という展開なのだが、殺害しちゃってごめんなさいというのは無いんかい。戦争中だからなー。先に手を出して来たのはアメストリス人だという主張からしてもそうだし。

で、現在に戻って撃てないでいるウィンリィに撃たないなら立ち去れと錬金術で襲いかかるんだけど、そんなウィンリィを庇うのが我らがエドワードさんなわけですよ。そうしてかばったところがかつての自分と兄子安にダブって見えてスカーも一時停止。
復讐って非生産的よねーと言っちゃえばそれだけだけどもそういうこと冷静に思えやしないよな。それにしても子安回だった。

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