タイタニア#19ラドモーズ事件

BSの時は二話連続放送のせいで見逃したラドモーズ事件を地上波で回収。

イドリス卿がエストラード侯爵の後任の軍務大臣……あれ?近衛司令官だっけ?とにかく、そんな職になるところから始まり。そうして二職を兼ねたイドリス卿の次の一手は近衛司令官に自分の息のかかった人物をつけること。
ジュスラン卿とアリアバート卿がヴァルダナ帝国のイドリス卿の今日この頃を話していたところへ、どうすると思うかと問われたバルアミーがそう答えておりました。バルは慧眼だねと言うところへリディア姫がバルを探してやってきた。国から手紙の返事がやってきたから一緒に返事をかこうとのお誘いで、仕事があるからと断ろうとしたものの、ジュスラン卿はリディア姫にお付き合いするのが大事な任務だというしアリアバート卿はレディを待たすもんじゃないというし、バルの真の仕事はリディア姫の副官なんじゃないのかね。


三日かけた大作の手紙を乗せた貨物船を見送ってから天の城観光をいつもどおりしていた二人は、そこでイドリス卿の弟のラドモーズとエンカウントしてしまうのでありました。イドリス卿はラドモーズを後任の近衛司令官にするつもりみたいだけど、これがどう見ても貴族に生まれたおかげでいい地位ゲットしちゃいましたってだけのたなぼた能力臭い男。無能と言うか、地位には責任が伴うとかそういうことわかってなさげ。ラドモーズも近衛司令官になれるってのにとーぜんとばかりの反応して、さすがにイドリス卿がんばれとちょっと思った。ジュスラン卿がわに思い入れがあるとイドリス卿うぜーという印象になりがちだけど、イドリス卿は小物なりに頑張っている男なんですよな。しかもこんな無能で役立たずな弟なんているし。ダメ弟がいたのはザーリッシュも一緒だけどな。


ラドモーズは弱冠17歳で、そんな若輩者に近衛司令官なんて要職はどうよ?という意見に、バルが同年代でジュスラン卿の副官をこなしているのを引き合いに出して、さらに藩王から補佐官をよこしてもらうことでこの人事を通しおった。これでいざという時ラドモーズが失敗しても自分ひとりの責任にはならないし、藩王の心象までよくして一石二鳥ではあるのだけれど、ラドモーズがそうした兄の画策をきちんと汲んでいるのかというジュスラン卿の懸念は大当たりするわけだ。


で、ラドモーズは近衛司令官になって天の城に戻ってきたのだけれど、ナンパに失敗して天の城もツマラネーところだとか何だとか。あんなガラの悪い男に引っかかる女はいるまいに。そんなところで楽しげにデートしている二人、ましてその片方が見覚えあるバルアミーだから因縁つけて当たり前なんですね。無礼な口のきき方に構わず無視して行こうとした二人だったけれど、ラドモーズは無礼さマックスにもリディア姫の手を取ってそのままつるし上げたりして、しかしそこでリディア姫必殺の金的が炸裂してラドモーズが悶絶しておりました。全力のキックだとラドモーズはもう再起不能になったんじゃないのか。うずくまっているラドモーズなんてシカトして立ち去れば恨みを買うだけだっただろうに、わりとさっくり立ち直ったラドモーズが自分は近衛司令官だと、エストラード侯爵のおかげでなれたんだと侮辱するもんだからついにバルの堪忍袋の尾もブチギレ。思いきり顔パンしていたが、それで鼻血も出さないって頑丈だな。そのまま衆人環視の中でリアルファイトになるかと思ったところでアリアバート卿が仲裁してくれて終了。


イドリス卿はいきなりやらかしてくれた弟に腹を立てるけれど、その相手がバルだって聞いてまた悪だくみスイッチ入った模様。ジュスラン卿も事件の概要を聞いていたけど、バルは父が侮辱されたってのを話さなかったんですね。リディア姫が絡まれる→殴る。これだとバルの立場悪いよな。部屋の外でそんな話を立ち聞きしていたリディア姫が説明しようとするものの、バルはそれを止めるのでありました。どういう裁定になろうと現状通りじゃなくなるのは確実で、もうお世話できないでしょうというバルが悲しいな。
翌日、藩王の前でイドリス卿とジュスラン卿と、事態を止めに入ったアリアバート卿の三人で裁定が下されたのだけれど、まずは事情の確認。イドリス卿はやっぱり先に手を出したバルが悪いと主張して、こんな事件を起こした罰として自分からこんな処罰はどうだと切り出しおった。ラドモーズには長期間謹慎を申しつける一方で、バルは辺境へ赴任、リディア姫は国に返せと。両成敗的ではあるけれど、むしろラドモーズの件を利用してバル(とついでにリディア姫)をジュスラン卿から引きはがすのが目的か。当然ジュスラン卿は反論するんだけども、バルやリディア姫の様子からして何か隠し事があるようだ、もっと情報を集めるべきだと主張するものの、それには及ばないわけですよ。藩王が取りだしたのは一通の手紙。まるで成人が書いたかのようなきちんとしたそれは10歳の少女、すなわちリディア姫が当事者として見ていたものを藩王に伝えたものでありまして、だからバルが手を出した理由が父であるエストラード侯爵への侮辱を許せなかったからだと明らかになったことでイドリス卿も形勢逆転。リディア姫の手紙のみならず、アリアバート卿の聞き込み調査でも同様のことがわかったらしいし、子供の手紙だと証拠能力を否定しようとしても、17歳のラドモーズを近衛司令官に推挙したイドリス卿に言えた義理じゃないもんな。結局はラドモーズの処分はイドリス卿の言いだした通り、バルはリュテッヒで謹慎、リディア姫は住居エリアから出ないことで手打ち。

それでもバルとリディア姫はお別れなわけで、見送りにきたリディア姫がお手紙を一通くれました。船に乗ってから読めと念を押されていたそれは、冒頭にラブレターじゃないから勘違いするなと書いてあったけど、確かに内容的にかなりラブレターくさい内容だな。リディア姫は国ではいっつも王宮に閉じ込められていたけれど、天の城はいろんな所が見れて楽しかった、それもこれもいつも一緒に来てくれたバルのおかげだとかそんな内容。微笑ましいのう。

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タイタニア#26終幕の鎮魂歌

25話の引きでも思ったが、やっぱりファンはピンチになっておりました。ザーリッシュがでかい石をファンの足元に投げつけて、足場が崩れて体勢を崩して一気にファン・ヒューリックピンチでござるの巻。
ザーリッシュがファン・ヒューリックはどこだとか言いつつファンをボコ殴りにしてるのには何言ってんだこいつはとさすがに思った。二酸化炭素中毒を起こさないためにマスクをして顔を半分隠しているのはともかく、それでもわからないか?と思っていたがザーリッシュは元気にみんなを返り討ちにしていたけれどもなんだかんだ言って一応人間だから二酸化炭素中毒で視界がぐらぐらだったんですね。で、ファン・ヒューリックとわからず殴っていたわけだ。ファンも自分から名乗れないしどうしたもんかと困っただろう。
ともかく不本意に殺されちゃう前にワレンコフがザーリッシュを逆に石で殴ったり脇腹キックが地味にダメージ与えていたりで、ちょろっとザーリッシュが弱ったところをみんなで銃でフルボッコ。あんな人間離れした強靭さを完備した人を生捕とか無理無理。でも銃で撃ちまくりだったのに、白いマントにまったく血染みがついていないのは相変わらずの血の流れないアニメっぷり。リラの時といいアレだな。

ザーリッシュの遺体をザーリッシュの副官のグラニートさんとやらに引き渡し、さらに遺体見聞にわざわざジュスラン卿がいらっしゃった。でも遺体見るだけだよね!ね!と思いきやその場になぜか反タイタニア組織の皆さんも同席とかなんぞそれ。意味わからん。何はともあれ原作ではついに実現しなかったファンとジュスラン卿の直接対面が、エスタールの時みたいな形じゃなく実現したのだが、ザーリッシュ卿を討った勇士って、ジュスラン卿までなに言ってんの。タイタニアの公敵とか言っている割にスルーするのか?ジュスラン卿はエスタールでタイタニアの公敵だからこそ見逃したってな経緯はあるにしても、こんな機会で見逃すってのはいくらなんでも。
立ち去り間際にファンになぜタイタニアと戦うのかって聞いていたけど、友達っつーかたぶんリラがタイタニアのない宇宙を見たいからって答えておりました。いくらなんでも復讐とは言わんのですね。アルセス伯はもう殺ったしな。
アルセスといえば、ザーリッシュとアルセスの母親のテリーザがザーリッシュの訃報を聞いてたいそう取り乱していたけれども、アルセスが死んでからはザーリッシュに厳しめすぎたが一応は愛情あったんですね。ザーリッシュが子供の頃から額のわっかしていたり顔がああいう感じだったのに隠しようもない遺伝子を感じた。

ザーリッシュの葬儀があるから、バルが天の城に返ってくるってことでリディア姫大歓喜。フランシアに抱きついておっぱいに顔を埋めて喜び大爆発ですよ。しかしフランシアはジュスラン卿がいないってのにあの庭園みたいなところで何やってたんだ?あと、葬儀の時はフランシアもリディア姫もいつもの服と同じ形ながらもお葬式バージョンの黒基調のものになっていた。手抜きというかなんというか。色違いでオーダーメイドですか。
藩王殿下がタイタニアの旗が燃えるという実に不吉な感じの夢を見た後にザーリッシュ卿亡き後に残った三公爵と御前会議に臨んでいたけど、あんな夢見た伏線があんまり生きてないというかそれをやるには原作ストックがないというか尺がないというべきか。アリアバート卿が仕方のないことだけど終盤空気だった。ザーリッシュが出張ってくる分そういう出番が食われるし。原作で三巻当たりの成長もあんまりなかったし。イドリス卿は最後まで野心満々でした!終わり!ってな感じ。バルはバルガシュからさらに違う星に行っていたけど、ジュスラン卿の副官って立場じゃないからかもともとのエストラード侯爵色のタイタニア服になっていた。
後は、ファン一派がなるようになるよね!みたいな感じで呑気に終わり。
最後にジュスラン卿とアリアバート卿が変化がどうこう言っていたがなんとも思わせぶりなだけな終わり方。やっぱり原作三巻以降の話が見てみたかった。

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タイタニア#25熱砂の激闘

バルガシュ正規軍に来てもらったところで準備もできたってことで、何やらファンが運に左右されるとかいう作戦を立案しておりました。
正直じいさん号の仇を取りたいミランダと船長に手伝ってもらってその作戦を決行。
どうせザーリッシュ卿はバルガシュに対する主権侵害ナニソレというお人だから大人しく撤退するわけもなし、何かしらのきっかけで交戦状態になったところでザーリッシュの旗艦が降下してきたところを狙って正直じいさん号の最後のお勤めで主砲をぶっ放すという作戦だった。確かに旗艦タイフーンが下に来てくれないといかんし、コース的にも側じゃないとならんものな。
ファンをとらえるために懐かしのドールマンなんかが出てきていたが、ドールマン指揮の降下部隊の降下を阻止しようとしたタイタニアにバルガシュ軍の駆逐艦が撃墜されて、それで戦闘状態キタコレ。
でもって見事に作戦がはまって正直じいさん号はタイフーンを撃墜して無事に仇を取ることができました。シールドがないと普通に撃沈させられるもんなんだな。
ザーリッシュは旗艦が墜ちて爆発炎上の可能性があるから退避しつつも、倒れた部下を肩に担ぎあげ小脇に抱えて連れていくという上司としてはいい人だった。再三にわたって慎重・穏便路線を進言する副官にも、進言を入れはしなくてもただそれだけだしな。ファンに関わらなかったらもっとましな人生遅れただろうにかわいそうにと思うが、それはザーリッシュに目の敵にされるファンのほうからも言えることだから難しいもんだ。
ザーリッシュは地上に降りてそのままファンを追跡班に参加しておりました。陣頭指揮がなんという似合う公爵なんだ。
部下が次々と洞窟に溜まっていた高濃度の二酸化炭素で倒れていく中でも、元気いっぱいとまではいかなくとも反タイタニア組織の皆さんをぼこぼこにしてパジェスを返り討ちにし、マフディーを震え上がらせ、ワレンコフの喉を締め上げていたくらいには元気だった。ワレンコフピンチ!のところでファンが銃で狙いつつ姿を見せたものの、これはどう見ても次回ザーリッシュからファンがボコられる一歩手前状態しか想像できない罠。

でもって、そんなバルガシュの緊迫した状況を緊急通信で知ったジュスラン卿は、やたら冷静というかそもそもここで慌てるようだとタイタニアで公爵とかやってられんものなのか。助けに行くとか、間にあったなら助けに入るのもいいとしても、積極的にそうするつもりもなさげ。かといって見捨てるでもなく、クールでもなくなんといっていいやらよくわからんお人。
バルはバルガシュ赴任だそうだが、ザーリッシュ卿のやった後始末がみんなひっかぶってくるなら大変どころじゃないな。体に風穴が空くよりは確かにマシだが、いくらなんでもいきなりこれはない。

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タイタニア#24オネストオールドマン

なんか今回、やたらアバンが長かったんだがやっぱり一週間に二話やるってのは制作的にきついんだろうかと思ったものの、そもそも休みがちだったのを取り戻すためのハイペース放送なんだから関係なかった罠。
前回、タイタニア特務艦と正直じいさん号の一騎打ちで終わってたけど、旋回途中のを打ってもシールドで弾かれるだけだからやらなかったんだろうか。でも正面向かれてもそれはそれでアレだし、よくわからん。話の都合?正直じいさん号は戦艦じゃないから、撃ち合いになるとやっぱりシールドがもたんのですね。最初の一発は耐えたものの、被弾しちゃってやばいっすーというところでドクターリーがキター!4隻も援軍を連れて来てくれたから、完全に包囲してフルボッコで完勝できましたとさ。いい話だ。
正直じいさん号は被弾した位置が悪かったのか、制御不能で砂漠になんとか着陸できたものの、もう亜空間飛行は無理ってことで廃船決定。船長とミランダが悲しそうだったの泣けたが、さらにその後、ザーリッシュがやっと直々にやってきて砂漠に置かれた正直じいさん号を見せしめだ!とか言って集中砲火したのにさらに泣けた。最近悪役街道邁進しておいでだ。
なんだよ旗艦のあの座るところがウイーンって動くくせによー。

なんで正直じいさん号を炎上させてそのまま地上戦に移行しないのかと思ったが、地上戦で突撃しても先遣隊みたくやられるからなんだろうか。まさか進言されていたみたく低周波爆弾使うとかはありえんし、どうあっても地上戦にはなるんだろうがどうなるんだったかさっぱり忘れた。
ジュスラン卿が、ザーリッシュがファン・ヒューリックの潜伏先をつかんだようだってのに嫌な予感を抱いていたけど、どんだけ鋭いお方なんだ。
ジュスラン卿といえば天の城のジュスラン卿がいつも座ってる椅子に座ってみたものの足が届かないリディア姫カワユス。

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タイタニア#23砂漠の鼠

やっぱり正直じいさん号がやってきたのはバルガシュでしたー!やっぱりな!
でもって、ザーリッシュもジュスラン艦隊と正直じいさん号の交戦記録からあっさりと正直じいさん号は惑星バルガシュからカガノート方面だと予測して後を追ってきておりました。
なんかもう尺がないからか随分巻いた展開だけども、確かにこの期に及んでヒューリックがなかなか見つからなくて母様に癇癪をぶつけられるザーリッシュとかいつまでも見てたいもんでもないしな。
バルガシュでファンとザーリッシュがやり合うのは原作どおりだけども、バルがジュスラン艦隊に送られてやってくるってのはどう絡むんだろうか。


それはさておき、バルガシュに前来たことあるって、そうだったっけ?くらいにしか覚えてなかった。リラそっくりの子がいるところだったっけか。
バルガシュの反タイタニア組織と協力するために接触しようとしたところ、ザーリッシュの命を受けて警戒を強化いしていたタイタニアにあっさりと発見。やっぱりこれがあるべき姿で、リラのことがあって落ち込んでいたところを取り逃がしたとかあれがダメすぎたんだよね。
バーテンダーが実は反タイタニア組織の案内人だったので連れられて砂漠のど真ん中にあるアジトにやってきたけれども、酒場にいた誰かが裏切ってタイタニアに通報したのかと思ってしまった。
あとは、イブン・カシムとやらがうっかり裏切るんじゃないかとか、すっかり人間不信だ。
砂漠のアジトは百万年前に溶岩でできた穴だとかで、息苦しいから地上に顔を出していたところをタイタニアの特務艦に発見されるとか間抜けすぎる。というか今回はタイタニアが特に有能なのか。てっきり水筒から発見ルートかと思ったが、生命反応探知してそっから発見とかすごいな。
バルガシュの主権ナニソレって感じで早速戦闘開始していたけれども、ファンを殺すなという厳命もあってなんとか初戦は勝利。暗視スコープしてるんだったらそれを逆手にとって照明弾でタイタニア兵の視界を壊してやれ作戦でありました。
被害が15%だったかに達したあたりで一時撤退。助かったよやったね!ってところでファンをアジトに連れて来てくれたあの人がセラだったと判明。オムレツ作ってくれのくだりからそうだと思ってましたよ!よ!
助けにきた正直じいさん号とタイタニア特務艦が一騎打ちってところで続く!って展開だったが、タイタニア特務艦が旋回し終わる前に撃っちゃえばいいんじゃないのか。卑怯だとかそういうこと言うところでもないし。やられる前にやれとか、勝てば正義とかそういうもんじゃないのか。
あと、一番最初のドクターリーは作画崩れじゃね?なんか顔長かったぞ。

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タイタニア#22野望のプレリュード

サブタイからしてどう見てもイドリス卿だろうなと思っていたら案の定だった。

冒頭、どうしてジュスラン卿はわざと見逃したんだろうかとファンが訝っていたけれど、タイタニアには公敵が必要だなんていう理論をわからないし、わかったところでそんな認定されてもうれしくなかろうしってなところ。それにしてもドクターリーが言う研究に必要だとかってのはなんですかねドクターリーなりのデレなんだろうか。


ジュスラン卿はファンを見逃したことでそれを任務の失敗だと取られるんじゃないかと思ったけどそうはならんのですね。
ファンの生存を知ったザーリッシュ卿が天の城に帰還するのを取りやめてファンをまたしても追いかけまわそうとしたり、ジュスラン卿がエスタールでカナック大統領にファンを取りのがしてしまったことの責任をタイタニアらしく取らせようとしていた。いくらでも自力で捕まえられただろうにエスタールのせいにするとはなんというタイタニア。エスタールの通商外交をタイタニアの許可なく出来なくさせて、タイタニア軍の駐留を認めるように求めたらしいけど、タイタニア軍ってもう駐留してないっけ?あれとはまた別なのか?
そんなことを御前会議で報告してたけど、アリアバート卿以外の3公爵は出払っているから立体映像なんですね。もちろんイドリス卿がジュスラン卿の失敗をねちねちせめて来ようとしたものの、ジュスラン卿がエスタールに行ったのはファンの遺体引き取りだから時弁で逃げて、ザーリッシュ卿の失敗の責任を取らせるのかとさらに言って険悪になりかけたところで藩王殿下の鶴の一言。藩王的にはファンが掴まろうとそうでなかろうとどっちでもいい的な、ジュスラン卿の考えをわかった上でのことなんだろう。さらにバルの左遷先がここで決定。バルガシャがタイタニアの権力の及ばないところでいいとかアリアバート卿が言いだしていたけど、それが実は正直じいさん号の行き先なんじゃないの。


御前会議でジュスラン卿にいいようにあしらわれてしまったイドリス卿が荒れておりました。グラスをたたき割るくらいはまだしも、ワインを瓶からラッパ飲みとは品がよろしくないぞ!
ジュスラン卿に「口から先に生まれてきた男」とかいっていたが、それこそおまえが言うなというセリフすぎる。
でもってロケットを取り出して誰かの立体映像を見ていたけど、誰かと思えばイドリス卿の父のセオドアだった。
10年前にセオドア卿は事故で全身にセラミックの破片が17だったか18だったかも刺さる大けがを負っちゃって、破片を取り除くと命に関わるくらいだったんだとか。もちろんそんな満身創痍の状態で四公爵の公務をこなすのは辛いから家督軽傷を申し出たんだけども先代藩王にあえなく却下。ジュスラン卿もアリアバート卿も、イドリス卿と二つしか違わんザーリッシュ卿も家督継承を認められているのになんで自分だけ!とふがいなさでわなわなしておりました。つーかザーリッシュ卿と二つ違いという驚愕の事実。10歳違うといわれても納得なのに、ザーリッシュはなんでああも老けた外見なんだ。
家督継承が認められなかったので、傷を負った身体を押して公務をこなしていたセオドアが手段を選ぶなというのにイドリス卿も頑張っちゃいましたー。時期藩王と目されていたアジュマーン卿に目をかけてもらえるよう反タイタニア分子の摘発なんかして、ようやく6年前だからイドリス卿18歳にして家督継承できました。その後ほどなくしてセオドア卿は死亡。
イドリス卿が権力にガツガツしているのは、そうして父がタイタニアに散々振りまわされて死んだからってのもあったんですね。

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タイタニア#21エスタールの邂逅

ファン・ヒューリックを取りのがしてしまって、母様に叱られるザーリッシュがかわいそうすぎた。というか母艦の艦橋で通信するとか、部下のみんなの前で親子会話とかそれもどうよと思わざるを得ない。ファンが死んでたら、それならそれで死体を持って来いってのもなかなかすごい復讐心だな。


バルがラドモーズ事件でリュテッヒに謹慎しているらしいけど、そのバルからリディア姫にお手紙が届きました。バルのお手紙に喜ぶリディア姫かわいいのう。
久しぶりにフランシアも出てきたし。
ジュスラン卿にお手紙ネタをリディア姫が聞いていたけど、ジュスラン卿はどこぞからの通信を受けてしばらく忙しくなるとかなんとか。
場面は変わってリュテッヒのイドリス卿。
ザーリッシュ卿がファンの確保に失敗したのにざまあwと思ってから自分がエスタールに遺体にしろ生体にしろ引き取りに行くつもりだったらしいけど、その先をジュスラン卿に越されてしまいましたー。さっきのジュスラン卿の通信はそれだったのか。なのでその足を引っ張るためにバルを利用。リュテッヒにいるから当然謹慎中のバルの護衛その他もやっているのだけれど、クーデター事件の絡みでエストラード侯爵子息のバルは狙われているんだとか。目立たないように護衛に穴を開けて、副官の悲報に接したジュスラン卿も戻ってくるのを余儀なくされるかも知れないとかなんとか、悪い顔で言っておりました。
バルはそんなことも知らず呑気にリディア姫からの手紙を手元に置きつつジュスラン卿と通信中。そこへイドリス卿が遠因になった狙撃があったものの、窓が開けっぱなしだったからリディア姫の手紙がひらっととんでそれでバルは命拾い。リディア姫の幸運補正はすごいな。
このことがあったから、ジュスラン卿はバルの謹慎内容を変更するように藩王に願い出た。今の謹慎ではなく、エスタールへの交渉補佐として同行させて、そのまま辺境に左遷させろと。もともとイドリス卿はこんな処分内容にしろとかいっていたんだから、その通りになってウマーだなwwジュスラン卿が一枚上手でしたとさ。それにしてもアリアバート卿が最近空気。


でもって無事にバルとエスタールに向かったのだけれど、辺境に左遷ってのはアルセスよりももっとアレな処分なんだろうか。アルセスの場合はなんかしでかしたって言うより本人がかなり無能だったからってのと性癖がアレすぎたからってことっぽいが。
それでも身体に風穴が開くよりマシってのは、ですよねー。
エスタール側はジュスラン卿が来るってことで、慌てて惑星の封鎖を解いたけれども宇宙港の閉鎖はそのまま。やっぱり宇宙船は宇宙港からじゃなくても離陸できるのか。
カナック大統領はジュスラン卿が差し出した握手の手を取らんかったけど、ザーリッシュ卿のやらかした焼き打ちがあればさもありなん。でもジュスラン卿はそれを謝ったりはしないんですね。その任じゃないから。そういうところは実にタイタニアだ。ファンはまだ見つかってないものの、空の棺を見せたりして時間稼ぎを図ったけれどもそんなもんはジュスラン卿には通用しませんでしたー。なぜか宇宙港を封鎖していることとか突っ込まれて、さらに別行動していたバルがエスタール軍の動きを調べてあっさりと棺が空だと判明。
まあカナック大統領は頑張ったと思うよ。
エスタール軍の動きってのはバルのブラフかと思ったけど本当のことだったのか。砂漠に潜伏していた正直じいさん号はタイタニア艦隊が来たことで封鎖がとかれたところを狙ってエスタールを脱出。でもタイタニア艦隊を突破しなきゃダメだろうにと思っていたら、どうするかと思いきやファンはジュスラン卿のことを侮りすぎだ。大統領との交渉に手間取っていて艦隊の統制も取れてないだろうからそこ突破とかないわーないわー。
もちろんジュスラン卿はとっくに戻っていてさっくり正直じいさん号を拿捕できる状況になったものの、結局正直じいさん号を見逃した。
ファン・ヒューリックの生存は疑いようがなく、そして彼はタイタニアの敵であり、タイタニアには敵が必要だからと言って。
そうして正直じいさん号は無事に逃げのびましたとさ。エスタールの邂逅ってのはファンとジュスラン卿のことだったのか。原作だとそもそもジュスラン卿はほとんど天の城にひきこもったままで、ファンとも当然に接近遭遇するはずもなかったからこれはアニメのいい展開。

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タイタニア#20クロノス強襲

先週てっきりやってなかったのかと思いきや、ラドモーズ事件やってたのかー!普通に見逃した。
道理でリディア姫が噴水を見てたそがれてたり、バルの思わせぶりな回想があったり、ジュスラン卿を見てガッカリしていたわけだ。なんと言うウボァー。


それはそれとして、さーて今週のファン・ヒューリック。そもそもヒューリックの話としてきちんと繋がっているから、話数確認のために公式サイトを見に行くまで普通に見逃しに気づかんかった。
ヒューリックを助けるために医師に扮してマフディーがクロノスに潜入していたけど、どうするのかと思いきや、生きて出られないなら死んで出ればおkという話だった。ファンをぼこぼこにしていた二人はカサビアンカ抵抗勢力ってことでミランダ繋がりで、だからファンが医務室のお世話になれるようことさらボコボコにしていたんだな。ただ、ブラッドとかいう奴はなんだったんだ?たんなるちょっと親切な人?
ともあれファンが無事医務室にやってきて、仮死状態にするなんかをボスっと打ち込んで無事死なせてやったものの、間が悪くクロノス周辺はザーリッシュ艦隊とそれに抵抗するエスタール艦隊が対峙していたのでエスタールへの移送なんて無理な話だった。なので仕方ないからプランB発動で、囚人を牢から出して強制的に暴動発生させてそのどさくさにまぎれて逃げちゃおうぜ!作戦。でもさすがのドクターリーでも鎮圧モードを解除は出来んのか。強力な重力がかかって格納庫まであと一歩のところで脱出失敗かと思いきや、ミランダ繋がりの二人が助けてくれてとりあえずシャトルまではたどり着けましたとさ。
ところが、衛星の外ではやっぱりタイタニアとエスタールが睨みあっているから全ゲートも封鎖されちゃってやっぱり脱出無理。しかももう話し合いで解決するのもめんどいし暴動がおこっちゃってるらしいし、ってことで衛星ごと艦で曳航していこうとしはじめたのだけれど、そんな状況にどうするかってことで、ゲートを開けるためにちょろっと衛星のバランスを崩して艦に激突させようってことで。無理やりゲートを破ってもらっていた。
なんという無理やりな作戦なんだ。下手したらゲートと全然違うところに穴が空いていたんじゃね?とか突っ込みどころだらけだ。
ともあれゲートは空いたんで、ファンとマフディーの乗ったシャトルはなんとかエスタール地表に降下して正直じいさん号のみんなと合流できましたとさ。
マフディーの嘘検死でファンは死んだことになっているものの、死体が見つからんからどうなるんですかね。
あと、カナック大統領がタイタニアに徹底的にしたがわなかったおかげでファンを取り逃がした腹いせにザーリッシュがエスタールを火の海にしていたけど、後からやるくらいだったら最初から火の海にしてればよかったんじゃね?と結果論なので思う。

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タイタニア#18監獄衛星クロノス

前回、うっかりエスタールの政府軍に捕まってしまったファン・ヒューリック。
ついにザーリッシュ卿と初めてのご対面を果たしたわけだけれど、相変わらず口の減らないお方だ。まあ確かにザーリッシュが言う反逆者ってのも根も葉もない汚名には違いないけど、それをあの場で言える度胸というか図太さはすごい。アルセスのことを言われてリラのことを思い出していたが、アニメではセラは出てこないんだろうか。これから?

その後ファンはエスタールからエスタール軌道上にある監獄衛星クロノスとやらに移送。クロノスは独房が無重力だとか、これは疲れそうなもんだ。無重力に置いておく代わりに筋力が落ちるのを防ぐために運動させるとか、それなんか矛盾してなくね?最初から重力きかせとけばずーっと牢にいれっぱで済むんだし。
クロノスにファンが送られたと知ったミランダが危惧したとおり、ファンは口のきき方に失敗してインディアンっぽい奴に目を付けられていびられておりました。ベンチプレスであんなことされたら鎖骨あたりがべきっと逝っちゃうんじゃないの。そんないびられるファンを見ている意味ありげな奴がいたり、ファンを助けるために医者に扮して乗り込んできたマフディーがいたりする一方で、タイタニア側ではエスタール政府がファンの引き渡しを正式な書状がないからお断りだされたもんだから、ザーリッシュが艦隊率いてエスタールに来ちゃいましたー。やっぱりこういう武力制圧か。
エスタールはヴァルダナ帝国傘下じゃないからファンの引き渡しもお断りしたらしいけど、ザーリッシュ的にはそんなの関係なくタイタニアなんだから無条件にしたがえ的理論なんだな。
これがジュスランとかアルセスならもっと違うもって行き方だろうが。
それにしても、やっぱり書状を送らせているのはザーリッシュの功績を妬んだアルセスなんだろうか。

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タイタニア#17高すぎた身代金

先週放送がなかったもんだから、どういうことになってたっけ?と思いだすのにちょっと苦労した。
そうそうエスタールとかいうしけた惑星でタイタニアから身代金詐欺をやっちゃおうぜ~という話だったのでございます。
ザーリッシュがなかなかファン・ヒューリックを見つけ出せないのと、ファンがタイタニアから身代金詐欺をするってのを、リディア姫がバルと一緒に兎を捕まえようとして追いかけたり、バルが果物で釣って兎を捕まえたのに逃げられちゃったりで比喩しておりました。なにこのほのぼのタイタニア。すっかりフランシアが出てこなくなってしまった。


でもってエスタール。ファンをタイタニアに引き渡して身代金をもらえたものの、辺境だからとかいう理由で250万のところが25万しかもらえなかった。ので、尾行されているからいきなりまいたりするのもなんだってことで賞金稼ぎに扮したマフディーはカジノに行って時間稼ぎ兼イカサマトバクをするのでありました。今回はライターも持ってたからあんしーん。無事に尾行はまけたものの、ところが備考担当だった副長官だったかのカイルはマフディーのライターを見て何かに気づいた模様。それを長官に報告しようとしたものの、長官はファン一党の船が堂々と宇宙港に入港しているという情報を得て話も聞かずに行っちゃうのだった。正直じいさん号は船に残ったドクターリーと船長の二人が無事に脱出させて無事。正直じいさん号が飛ぶのを確認して、タイタニア基地に突入開始。ファンを救出するところまではサクサクいったものの、脱出しようとしたところでカイルに包囲されちゃいましたー。カイルはマフディーのライターを見て賞金稼ぎがマフディーだと気づいたんだとか。エーメンタールの同僚だったんですね。グラサンを外したカイルを見てミランダがブチギレ。カイルは船長の声帯を潰したにっくき仇だったんですよ!なんだってー。ミランダの鉄拳パンチでカイルをぶちのめしてまたしても無事脱出ー。のはずが、ファンとマフディーはどこを逃げてんのか基地の屋上に追い詰められて、ファンは捕まってもすぐには殺されないだろうけどそれ以外は即処刑っぽいからマフディーを掘りに落としてファンは介入してきたエスタール政府に今度はつかまっちゃうのでありましたとさ。
市街地での逮捕権とかなんとかいっていたが、タイタニア基地内は治外法権じゃないのかい。タイタニアの権力からしてそんなことになってそうなもんだが。

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