花咲ける青少年#23決別
花鹿がユージィンの髪が伸びたねって言ってるのにやたら寅之助が反応していると思ったら、髪を切ると言いだすのを止めようとしていたのか。花鹿の恐ろしいスープの出来に見れるように不器用人間だから止めたってのに、不器用の自覚がない花鹿ときたら寅之助はユージィンが好きだというおかしな理由にたどり着くんだから困ったもんだ。好きだというよりきれいな人を無残な見かけにしたくないという動機じゃないのかね。
そのころラギネイではすっかりクインザ無双になっておりました。まだ侍従長にはなってないのか。特殊警察だっけ?近衛のほかに変な部隊ができてたりしておりますな。ラギネイで起きた北部の反乱は反乱分子が絡んでいるとかナジェイラが噛んでいるとかなんとか。なんで反乱なんか?と思いきやナジェイラは退屈だからそんなことしたらしい。もちろん反乱に助力したなんてのが明らかになったらナジェイラの王位継承権なんてなくなるに決まっているけど、ナジェイラは王位なんて要らないからモーマンタイ。クインザのちらつかせた王位というえさに頭を下げさせて水をぶっかける相変わらずの女王様ぶりだった。ただ今回の相手はクインザなのでやられっぱなし圧倒されっぱなしじゃないんですよ。ナジェイラの手からコップを取って水をぐびーっと飲み、さらにささっと逃げ出したりして何がしたいんだと思ったがナジェイラとしばしの侍従とかいうインドア職業に相応しくない超アクションを繰り広げておりました。後ろ足に階段を上るところとか、普通は無様にすっ転びそうなもんなのにな。クインザの武令の原因を訊ねたナジェイラに、つまり退屈を紛らわせたら死の名誉を与えてほしいってことなのか?クインザはラギネイの腐ったうみを出しつくしてルマティに王位を継がせたいのか死の名誉優先なのかよくわからん。
さて一方アメリカではエディがやってまいりました。ユージィンは親友呼ばわりに否定はしなかったあたり結構初登場の頃よりも人間がまるくなったもんだ。エディはラギネイの現状を写真に撮ってきておりまして、特務警察別名処刑部隊なんていう部外秘もいいところの隠し撮りまでしてきおった。その話をルマティも聞きつけて、ネットに動画が上がっていた北部の反乱のことと言いそんなラギネイの現状と言い、スラムができているとか税率がマジパネエとかそもそも汚職がまかり通っててもうどうにもならん状況だったとか、そういうことを知ってショックのあまりその場から駆けだしちゃうのでありました。それでも衝動的にラギネイに行く!とならんのは成長だわな。ルマティを追いかけて行ったものの花鹿にかけられる言葉はなくて、それが悔しいんだとか。そうしてちょっとしょんぼりな花鹿のところにタイミング良く来るのが立人。変わらないものなんてないと言いつつ立人だけはずっと変わらないとかなんとかめちゃくちゃ恋人の雰囲気すぎる。
ルマティは国の現状を知って、そんなところまでラギネイを追いやってしまった兄についに決別する決心をするのであります。てっきり今回でノエイ少尉がやってくるかと思ったがまだなのか。